山月記

隴西の李徴は、汝水のほとりに発狂した。

読書録

少年時代、読書感想文というのがどうも苦手でした。原稿用紙何枚で書けだとか、そもそも課題図書というのがあって好きでもない本を読まされたうえに一丁前の「感想」を持たないといけないだとか。そういう風潮にうまく迎合できないまま、読書への苦手意識も膨らんでいきました。 大学生になり、社会人になり、誰にも強要されることない、一丁前の「感想」も求められることのない読書を知ってからは、徐々にですが私にも読書の愉しみが解るようになってきました。

外に出づらいこのご時勢なので最近は余暇にもっぱら読書をする時間が増えました。せっかくだからこれを機に自分が読んだ本だったり、これから読みたい本だったりを所感を添えながらまとめていこうかなと思った次第です。いつまで続けられるか分かりませんが、1年後2年後にこの「読書録」を見返してみて、過去の自分の思想や信条を覗き見ることができれば、それなりにおもしろいんじゃないかなと思います。

あまり気負わず、格好つけず。